酸素製鋼法(読み)さんそせいこうほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「酸素製鋼法」の意味・わかりやすい解説

酸素製鋼法
さんそせいこうほう

製鋼過程において,溶解期あるいは酸化精錬期に必要な酸素源として純粋酸素を溶融金属面に送入して溶製する方法。従来は,酸素源として空気や装入鉱石を利用していた。吹込んだ酸素によって,鋼中の硫黄,リン,ケイ素などは酸化物の形となって除去される。このときできた酸化物は比重が軽いので,溶融鋼の表面に浮んでくる。この浮上物を鉱滓という。この製法長所は,従来のものと比較して製鋼時間が短く,燃料節減とともに生産量を上げることなどができる点である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む