最新 地学事典 「酸素要因」の解説
さんそよういん
酸素要因
oxygen factor
生物が生存するための酸素に関わる環境要因。流水生物に多い)。水中の溶存酸素量は温度や生物の代謝量で変化し,富栄養湖や腐食栄養湖の底部ではしばしば無酸素状態が起こる。土壌中では過湿あるいは密な場合には通気が悪く,とくに腐植質の多いときには微生物の代謝により酸素量が非常に低下する。酸素が不可欠な好気性(aerobic),無酸素状態で生育できる嫌気性(anaerobic)に分類。また生存可能な酸素量の幅により,広酸素性(euryoxybiotic)・狭酸素性(stenoxybiotic)に,狭酸素性はさらに,つねに多量の酸素を必要とする多酸素性(polyoxybiotic),ごくわずかな酸素で生活する無酸素性(anoxybiotic)に分類。
執筆者:小幡 喜一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

