重ね着る(読み)かさねきる

精選版 日本国語大辞典 「重ね着る」の意味・読み・例文・類語

かさね‐・きる【重着】

  1. 〘 他動詞 カ行上一 〙 重ねて着る。重ね着をする。
    1. [初出の実例]「ま榛(はり)もち にほしし衣に 高麗錦 紐に縫ひ着け 刺部重部 並み累服(かさねきて)」(出典万葉集(8C後)一六・三七九一)
    2. 「墨染(すみぞめ)にあけの衣をかさねきて涙の色のふたへなる哉〈中臣輔親〉」(出典:後拾遺和歌集(1086)雑一・八九二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android