ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「重圏文」の意味・わかりやすい解説 重圏文じゅうけんもん 文様の一種。圏は捲と同じで,木を曲げてつくった丸い器のこと。重圏文は圏を重ねたもの。すなわち一般には同心円と呼ばれるもので,前漢鏡や,奈良時代の軒丸瓦の文様形式にはこの語が用いられている。前者は鏡背の圏帯が特に顕著なもので,後者は圏帯を主文様としている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by