日本歴史地名大系 「野尻川」の解説 野尻川のじりがわ 福島県:大沼郡野尻川南会津山地三引(みつひき)山(一一四八メートル)・御前(おまえ)ヶ岳(一二三三メートル)北西斜面を源流に北流し、旧野尻(のじり)郷(現昭和村)から川口(かわぐち)谷に注いで金山(かねやま)町川口で只見(ただみ)川に合流する総延長三八キロの一級河川。昭和(しようわ)村下中津川(しもなかつかわ)で同村大芦(おおあし)地区を潤す玉(たま)川と本流筋の内(うち)川が合して、名称を野尻川と変える。流路のうち昭和村両原(りようはら)から同町松山(まつやま)にかけては沖積層の肥沃な氾濫原を形成し、山間高冷地にはまれな高位収穫の水田地帯が開かれている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報