日本歴史地名大系 「野方町」の解説 野方町のがたまち 香川県:高松市高松城下野方町[現在地名]高松市今新町(いまじんまち)・御坊町(ごぼうまち)・塩屋町(しおやまち)桶屋(おけや)町と無量寿(むりようじゆ)院の間にある町人町。東西約四〇間・南北約四〇間の小区(天保一五年城下図)。町名の由来は当地付近が香東(こうとう)郡篦原(のはら)郷野潟(のがた)村であったことによるという。天正一一年(一五八三)二月二八日、十河存保は野原野潟にあった寺に対し、三木(みき)郡池戸の四覚寺原(いけのべのしかくじはら)(現木田郡三木町)に移転するよう命じている(興正寺文書)。これが「野潟」の地名の初見で、高松興正寺別院の旧地であったことがわかる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by