野村七録(読み)ノムラ シチロク

20世紀日本人名事典 「野村七録」の解説

野村 七録
ノムラ シチロク

大正・昭和期の動物学者



生年
明治26(1893)年3月6日

没年
昭和48(1973)年7月21日

出生地
青森県野辺地町

学歴〔年〕
東京帝大理科大学動物学科〔大正7年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和8年〕

経歴
大正9年東北帝大理学部に生物学科新設で赴任、昭和13年教授、28年浅虫臨海実験所長。この間米国ウッズホール臨海実験所、フランスへ留学。カキの繊毛運動生理、ホタテ貝の形態生理学的研究などで多くの論文があり、著書「生物物理化学」「生物物理化学実験法」「動物生理学実験法」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学位 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野村七録」の解説

野村七録 のむら-しちろく

1893-1973 大正-昭和時代の動物学者。
明治26年3月6日生まれ。昭和13年東北帝大教授。同大附属臨海実験所長をつとめ,陸奥(むつ)湾のホタテガイ増殖に力をつくす。33年弘前大学長。日本動物生理学会会長。昭和48年7月21日死去。80歳。青森県出身。東京帝大卒。著作に「生物物理化学」「動物生理学実験法」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android