日本歴史地名大系 「野高谷村」の解説 野高谷村のごやむら 栃木県:宇都宮市野高谷村[現在地名]宇都宮市野高谷町北は刈沼(かりぬま)村と下高根沢(しもたかねざわ)村(現芳賀郡芳賀町)、西は道場宿(どうじようじゆく)村・刈沼新田村と接する台地で、水利に恵まれない。芳賀(はが)郡に属する。「のごうや」とも発音する。近世初期は宇都宮藩領。慶安郷帳に田方八八石余・畑方九六石余とある。近世中期に三卿の一橋領となり、安永二年(一七七三)には同領である(「用水御用普請につき組合村々願書」岡田純一文書)。寛政五年(一七九三)も同領(「用水御普請出来形帳」同文書)。改革組合村では幕府領となり、旧高旧領取調帳も同様。天保年間(一八三〇―四四)の家数三二(改革組合村)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報