野鷹(読み)のたか

精選版 日本国語大辞典 「野鷹」の意味・読み・例文・類語

の‐たか【野鷹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 野に住む鷹。野生の鷹。
    1. [初出の実例]「古宇治の宝蔵に唐轡を曝涼せるを野鷹来りて捉去ぬ」(出典:鷹経弁疑論(1503)上)
  3. 江戸時代路傍で客を引く下等な売春婦
    1. [初出の実例]「江都の夜多嫁は鮫橋本所より出る、柳原の土手、材木河岸、薪河岸などに徘徊するを野多嫁といひ」(出典:随筆・麓の色(1768)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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