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金堉(読み)きんいく(その他表記)Kim Yuk

改訂新版 世界大百科事典 「金堉」の意味・わかりやすい解説

金堉 (きんいく)
Kim Yuk
生没年:1580-1658

朝鮮,李朝中期の開明的政治家,実学者。字は伯厚,号は潜谷。清風の人。1519年の士禍で殺された八賢の一人金湜を高祖父にもつ。30代の農村(潜谷)生活,40代の地方官時代,50代以降の数度にわたる北京旅行(冬至使ほか)という豊富な経験を生かし,観象監提調,領議政など要職を歴任して時憲暦の施行大同法(新税制)の普及など諸改革を実施した。また車の製造,水車の使用,通貨の普及などを主張し,実現につとめた。彼は西人-老論系の実学の先駆者となった。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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