金時の火事見舞い(読み)キントキノカジミマイ

デジタル大辞泉 「金時の火事見舞い」の意味・読み・例文・類語

金時きんとき火事かじ見舞みま

《顔の赤い金時火事見舞いに行けば、ますます赤くなるところから》非常に赤い顔のたとえ。飲酒で赤くなった顔などをいう。

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精選版 日本国語大辞典 「金時の火事見舞い」の意味・読み・例文・類語

きんとき【金時】 の 火事見舞(かじみまい)

  1. ( 顔の赤い金時が火事見舞に行ったら、ますます赤くなるというところから ) 顔の非常に赤いことのたとえ。金時の醤油煮(だ)き。
    1. [初出の実例]「かれ等は五勺位飲むと〈略〉顔は金時火事見舞といふやうになった」(出典:東京の三十年(1917)〈田山花袋〉KとT)

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ことわざを知る辞典 「金時の火事見舞い」の解説

金時の火事見舞い

顔の赤い金時が火事見舞いに来て熱気にあてられたようだ。酒を飲んで顔が非常に赤くなったことのたとえ。

[使用例] かれらは五勺くらい飲むとスウスウ呼吸いきを高くした。顔は金時火事見舞いというようになった[田山花袋東京の三十年|1917]

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