熱気(読み)ネッキ

デジタル大辞泉 「熱気」の意味・読み・例文・類語

ねっ‐き【熱気】

温度の高い空気・気体。「熱気がこもる」
興奮して高まった意気込みや気配。「話が熱気を帯びる」
病気などで高くなった体温
[類語](1温熱火熱かねつ炎熱焦熱温気うんきいきほとほとぼり余熱地熱電熱気化熱融解熱放射熱灼熱しゃくねつ赤熱白熱加熱過熱暖房保温予熱断熱発熱放熱高熱ヒート蒸し暑いむんむん暑い暑苦しい暑さ焼け付く蒸すむしむしする人いきれ草いきれ猛暑暑気酷暑極暑激暑厳暑炎暑大暑暑熱酷熱熱波向暑残暑極熱むっと蒸れる火照ほて暑中炎天油照り日照り日盛りかんかん照りじっとりじとじとじめつくうだる湿潤多湿/(2気勢熱意意気込み気負い気合い気迫迫力気乗り乗り気進取

ねつ‐け【熱気】

熱がある感じ。体温が平常より高い感じ。「熱気がある」
[類語]寒気さむけ悪寒おかん風邪気風邪気味震え身震い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「熱気」の意味・読み・例文・類語

ねっ‐き【熱気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 熱い空気。あつさ。暑気。
    1. [初出の実例]「此の仏舎利を保つならば、熱気熱風金翅鳥の、三つの苦みをまぬかるべし」(出典:叢書本謡曲・愛宕空也(1516頃))
    2. [その他の文献]〔淮南子‐天文訓〕
  3. 病気などで高くなった体温。高熱。また、熱病。熱物。
    1. [初出の実例]「口乾無力、但食不例、医師等云、熱気歟者」(出典:小右記‐長和五年(1016)五月一一日)
    2. 「人死する時は熱気(ネッキ)の上へのぼるは、魂(こん)の上へのぼるなり」(出典:彝倫抄(1640))
  4. 興奮している意気。ふるいたつ熱情の気配。
    1. [初出の実例]「邪なる貪欲の熱気をさまし」(出典:ぎやどぺかどる(1599)上)
  5. 高熱の気体。

ねつ‐け【熱気】

  1. 〘 名詞 〙 ふつうより熱のある感じ。特に、体温がふつうより高い感じ。
    1. [初出の実例]「若し熱症(ネツケ)あらば常量に依り硝石水薬として服(のむ)べし」(出典:経済小学家政要旨(仮名付)(1877)〈永峰秀樹訳〉一二)

ほとおり‐けほとほり‥【熱気】

  1. 〘 名詞 〙 病気などで発熱する状態
    1. [初出の実例]「仏(ほとけ)仏像を負てほとをりげと云は非也」(出典:日本書紀兼倶抄(1481))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「熱気」の読み・字形・画数・意味

【熱気】ねつき

熱さ。〔淮南子、天文訓〕積陽の熱氣は火を生ず。火氣のなるを日と爲す。積陰氣を水と爲す。水氣のなると爲す。

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