熱気(読み)ネッキ

デジタル大辞泉 「熱気」の意味・読み・例文・類語


ねつ‐け【熱気】

熱がある感じ。体温が平常より高い感じ。「熱気がある」
[類語]寒気さむけ悪寒おかん風邪気風邪気味震え身震い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「熱気」の意味・読み・例文・類語

ねっ‐き【熱気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 熱い空気。あつさ。暑気。
    1. [初出の実例]「此の仏舎利を保つならば、熱気熱風金翅鳥の、三つの苦みをまぬかるべし」(出典:叢書本謡曲・愛宕空也(1516頃))
    2. [その他の文献]〔淮南子‐天文訓〕
  3. 病気などで高くなった体温。高熱。また、熱病。熱物。
    1. [初出の実例]「口乾無力、但食不例、医師等云、熱気歟者」(出典:小右記‐長和五年(1016)五月一一日)
    2. 「人死する時は熱気(ネッキ)の上へのぼるは、魂(こん)の上へのぼるなり」(出典:彝倫抄(1640))
  4. 興奮している意気。ふるいたつ熱情の気配。
    1. [初出の実例]「邪なる貪欲の熱気をさまし」(出典:ぎやどぺかどる(1599)上)
  5. 高熱の気体。

ねつ‐け【熱気】

  1. 〘 名詞 〙 ふつうより熱のある感じ。特に、体温がふつうより高い感じ。
    1. [初出の実例]「若し熱症(ネツケ)あらば常量に依り硝石水薬として服(のむ)べし」(出典:経済小学家政要旨(仮名付)(1877)〈永峰秀樹訳〉一二)

ほとおり‐けほとほり‥【熱気】

  1. 〘 名詞 〙 病気などで発熱する状態
    1. [初出の実例]「仏(ほとけ)仏像を負てほとをりげと云は非也」(出典:日本書紀兼倶抄(1481))

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普及版 字通 「熱気」の読み・字形・画数・意味

【熱気】ねつき

熱さ。〔淮南子、天文訓〕積陽の熱氣は火を生ず。火氣のなるを日と爲す。積陰氣を水と爲す。水氣のなると爲す。

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