精選版 日本国語大辞典 「熱気」の意味・読み・例文・類語
ねっ‐き【熱気】
〘名〙
① 熱い空気。あつさ。暑気。
※小右記‐長和五年(1016)五月一一日「口乾無力、但食不レ減レ例、医師等云、熱気歟者」
※彝倫抄(1640)「人死する時は熱気(ネッキ)の上へのぼるは、魂(こん)の上へのぼるなり」
※ぎやどぺかどる(1599)上「邪なる貪欲の熱気をさまし」
④ 高熱の気体。
ねつ‐け【熱気】
〘名〙 ふつうより熱のある感じ。特に、体温がふつうより高い感じ。
※経済小学家政要旨(仮名付)(1877)〈永峰秀樹訳〉一二「若し熱症(ネツケ)あらば常量に依り硝石を水薬として服(のむ)べし」
ほとおり‐け ほとほり‥【熱気】
〘名〙 病気などで発熱する状態。
※日本書紀兼倶抄(1481)「仏(ほとけ)は仏像を負てほとをりげと云は非也」
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