金機(読み)カナバタ

デジタル大辞泉 「金機」の意味・読み・例文・類語

かな‐ばた【金機】

金属製の機織り機。また、りっぱな機織り機とも。
雌鳥が織る―」〈仁徳紀・歌謡

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「金機」の意味・読み・例文・類語

かな‐ばた【金機】

  1. 〘 名詞 〙 金属で飾りつけてある機(はた)
    1. [初出の実例]「ひさかたの 天箇儺麼多(あめカナバタ) 䳄鳥が 織る箇儺麼多(カナバタ) 隼別(はやぶさわけ)の 御襲(みおすひ)が料(ね)」(出典日本書紀(720)仁徳四〇年二月・歌謡)

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