金正日総書記の健康悪化

共同通信ニュース用語解説 「金正日総書記の健康悪化」の解説

金正日総書記の健康悪化

金正日キム・ジョンイル総書記が2008年夏、脳の疾患で健康を悪化させたとの情報は、韓国メディアが9月に報道して明らかになり、日米韓の情報当局も追認した。

当時、北朝鮮メディアによる金総書記の活動報道は、8月14日に軍部隊を視察したとの報道を最後に2カ月近く途絶えていた。特に、9月9日の建国60年記念日に平壌ピョンヤンで実施された閲兵式を欠席したことが、健康悪化説に拍車を掛けた。

10年5月の訪中で左足を引きずる姿が目撃され、健康悪化が確認された。11年12月に死去した際、北朝鮮メディアは「心臓および脳血管疾病で長期間、治療を受けていた」と明らかにした。

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