日本歴史地名大系 「金河内村」の解説 金河内村かねぐちむら 京都府:綾部市金河内村[現在地名]綾部市金河内町坊河内(ぼうぐち)村の東、内久井(うちぐい)村との間にある。古来坊河内村の枝村。山家藩領であったが、分知によって旗本十倉谷氏領となった。元禄一三年(一七〇〇)の知行所村高付帳では高三〇〇石。貞享元年(一六八四)十倉谷氏領全域の農民が年貢減免を要求し幕府に直訴することがあったが、その際、金河内・内久井の農民が厳罰に処せられている(岩本家文書、志賀家文書)。村内の阿須須伎(あすすぎ)神社は「延喜式」神名帳の何鹿(いかるが)郡「阿々伎(アススキノ)神社」に比定され、「三代実録」元慶三年(八七九)一一月九日条に「丹波国言上、慶雲見管何鹿郡阿須々岐神社」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報