釘を打つ(読み)くぎをうつ

精選版 日本国語大辞典 「釘を打つ」の意味・読み・例文・類語

くぎ【釘】 を 打(う)

① (釘を打ちつけて固定するところから) =くぎ(釘)を刺す
読本・双蝶記(1813)二「『但しは又使者に立ちたるやつがれを、かろしめての返答か』と、釘打(クギウ)つ詞(ことば)の理につまり、『イヤ其の儀は』とくちごもる」
② 人を呪咀(じゅそ)する者が、藁人形などを作って釘を打ちつける。多く、五寸釘社寺の樹などに打ちつけることをいう。
※俳諧・井華集(1789)「ほととぎす咒祖の釘うつ梢より」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android