釜室村(読み)かまむろむら

日本歴史地名大系 「釜室村」の解説

釜室村
かまむろむら

[現在地名]堺市釜室・若松台わかまつだい二―三丁・茶山台ちややまだい二―三丁・晴美台はるみだい三丁・槙塚台まきづかだい一丁

豊田とよだ村の南東にある泉北丘陵上の村。大鳥郡に属する。正平二年(一三四七)八月八日の沙弥道禅下知状案(常真院文書)に「若松庄上条内竈谷里廿三坪壱段大赤毛、竈室谷百歩蓮池尻」とみえ、長福ちようふく(現法道寺)の法華読誦料田の一部に定められている。中村結鎮御頭次第(奥野健一家文書)の康暦三年(一三八一)に「又四郎竈室」、天文二〇年(一五五一)七月二五日の成願寺鎮守造営棟札銘写(桜井神社文書)に「カマムロ衛門太郎」の名がみえる。文禄三年(一五九四)八月一五日の上神谷内片蔵釜室検地(奥野健一家文書)によると両村合せて田数七一町一反余・畑数八町八反余・惣高八五〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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