作付(読み)つくりつけ

精選版 日本国語大辞典 「作付」の意味・読み・例文・類語

つくり‐つけ【作付】

  1. 〘 名詞 〙 取りはずしのできないようにつくること。組み立てたり、簡単に移動させたりできないようにつくること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「御前物 朱漆折敷・作付高坏四本」(出典:小右記‐寛仁二年(1018)六月二八日)
    2. 「造付(ツクリツ)けの木偶の如くに黙然としてゐた」(出典浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)

さく‐づけ【作付】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さくつけ」とも ) 農作物田畑に植えつけること。
    1. [初出の実例]「田圃の少い山間の部落では〈略〉五段以上を作付(サクヅケ)する地位にはなれなかった」(出典:綿(1931)〈須井一〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む