かま‐なり【釜鳴】
- 〘 名詞 〙
- ① 釜や鑵で湯をわかしたり、飯をたいたりする時などに、湯などが煮えたぎってたてる音。釜吠え。
- [初出の実例]「父の室へはいると相変らず釜鳴りがしてゐた。父はだまって茶をいれて服ませた」(出典:性に眼覚める頃(1919)〈室生犀星〉)
- ② 釜の鳴る音と、その日の干支(えと)とによって吉凶を占うこと。あるいは、その時の釜の音。
- [初出の実例]「鎮二竈鳴一祭」(出典:延喜式(927)三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 