釣り置く(読み)つりおく

精選版 日本国語大辞典 「釣り置く」の意味・読み・例文・類語

つり‐お・く【釣置】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙
  2. つり下げたままにしておく。
    1. [初出の実例]「化粧紙の事〈略〉化粧紙と号し、正面の四本柱の左右の柱に釣置き、すまふ取是をつかひ用ゆ」(出典:古今相撲大全(1763)下本)
  3. うまいことを言って引きつけておく。
    1. [初出の実例]「あけらけんとまって居る、中間小者(こもの)町方の僕(でっち)などを釣(ツリ)置」(出典談義本・教訓雑長持(1752)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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