釣鐘山古墳(読み)つりがねやまこふん

日本歴史地名大系 「釣鐘山古墳」の解説

釣鐘山古墳
つりがねやまこふん

[現在地名]亀山市川合町 上椎木

むく川南岸の標高五三メートルの丘陵端部に築造された六世紀前半の古墳。東方には鈴鹿川本流の沖積地が遠望できる。昭和四八年(一九七三)に発掘調査された。墳丘はすでに大半が土砂採取によって削られていたが、直径約一六メートル、高さ約四メートルの円墳と推定される。内部の箱式石棺内には須恵器坏・高坏・直刀・鏃・鎌・琥珀製切子玉・銅製小玉・ガラス製小玉が副葬され、棺外から鉄鏃束が出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android