鈍物(読み)なまくらもの

精選版 日本国語大辞典 「鈍物」の意味・読み・例文・類語

なまくら‐もの【鈍物】

〘名〙
雑兵物語(1683頃)上「刃はつっかけて、なまくら物ではきれぬものだ」
② 転じて、ろくでもないもの。価値のないもの。
※蛻巖先生答問書(1751‐64か)下「まんざらの贋物なり、なまくら物なり」

どん‐ぶつ【鈍物】

〘名〙 頭の働きや感覚のにぶい人。気がきかない人。のろま。
随筆胆大小心録(1808)七〇「才があっても、学文があっても、佞(ねい)や鈍物やで、口過ぎにもかかりかねる」

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デジタル大辞泉 「鈍物」の意味・読み・例文・類語

どん‐ぶつ【鈍物】

頭の働きなどのにぶい人。

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