鈴木利亨(読み)すずき・としゆき

朝日日本歴史人物事典 「鈴木利亨」の解説

鈴木利亨

没年:大正3.11.3(1914)
生年天保9(1838)
明治時代の大蔵官僚,銀行家。旧幕臣。明治4(1871)年大蔵省租税局に出仕し地租改正事業に従事した。さらに農商務省商務局書記官,大蔵省監査局長などを歴任したのち,26年官を辞し,帝国商業銀行の創立に参加し重役となった。また日本美術協会幹事も務めた。

(小林和幸)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木利亨」の解説

鈴木利亨 すずき-としゆき

1838-1914 明治時代の官僚,銀行家。
天保(てんぽう)9年生まれ。もと幕臣。維新後,静岡の郡吏をへて大蔵省にはいり,監査局長となる。明治26年退官し,帝国商業銀行創立にくわわる。日本美術協会幹事をつとめた。大正3年11月3日死去。77歳。

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