鈴木博子(読み)スズキ ヒロコ

20世紀日本人名事典 「鈴木博子」の解説

鈴木 博子
スズキ ヒロコ

昭和期の天文学者 東京大学東京天文台野辺山宇宙電波観測所助手。



生年
昭和22(1947)年

没年
昭和62(1987)年11月22日

出生地
京都府舞鶴市

本名
浜田 博子(ハマダ ヒロコ)

学歴〔年〕
京都大学理学部物理学科〔昭和42年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和55年〕

主な受賞名〔年〕
朝日学術奨励金(昭50年度)

経歴
京大電波天文学研究員を経て、昭和58年から東大野辺山観測所に勤務。60年3月に東大助手となった。宇宙空間に漂う星間分子観測グループの中心の一人で、62年1月おうし座暗黒星雲炭素原子が6個鎖状になった新分子を発見。これを突破口に地球上には存在しない星間分子を次々に発見し、星誕生の謎の解明に手がかりを与えた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木博子」の解説

鈴木博子 すずき-ひろこ

1947-1987 昭和時代後期の天文学者。
昭和22年生まれ。母校京大の電波天文学研究員をへて昭和58年東大野辺山観測所につとめる。60年東大助手。62年おうし座暗黒星雲中に新分子を発見,星誕生の解明に手がかりをあたえた。昭和62年11月22日自動車事故で死去。40歳。京都出身。旧姓は浜田。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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