20世紀日本人名事典 「鈴木徹郎」の解説
鈴木 徹郎
スズキ テツロウ
昭和期の児童文学者,翻訳家 日本アンデルセン協会事務局長。
- 生年
- 大正11(1922)年
- 没年
- 平成2(1990)年3月
- 出生地
- 長野県
- 学歴〔年〕
- 東京大学中退,ヘレモズ=インスティテュート(スウェーデン),コペンハーゲン大学大学院北欧文学部
- 主な受賞名〔年〕
- サンケイ児童出版文化賞(第17回)〔昭和45年〕「ハンス・ペテルソン名作集」,日本児童文学学会賞奨励賞(第4回)〔昭和55年〕「ハンス・クリスチャン・アンデルセン―その虚像と実像」,日本翻訳文化賞(第24回)〔昭和62年〕「アンデルセン小説・紀行文学全集」
- 経歴
- 昭和30年に宣教師からスウェーデン語を学び北欧文学に入る。「赤いくつ」などの翻訳を手がけるが、51年にデンマークへ行き、アンデルセン研究を始める。デンマーク語は独学。著書に「ハンス・クリスチャン・アンデルセン―その虚像と実像」、訳書に、ヤンソン「ムーミン谷の十一月」アンデルセン「絵のない絵本」などの他、「アンデルセン小説・紀行文学全集」(全10巻 東京書籍)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報