(読み)ショウ

デジタル大辞泉 「銷」の意味・読み・例文・類語

しょう【銷】[漢字項目]

[音]ショウ(セウ)(呉)(漢)
金属をとかす。とける。「銷金
消える。消す。「銷夏銷却

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「銷」の読み・字形・画数・意味


15画

[字音] ショウ(セウ)
[字訓] とかす・つきる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(肖)(しよう)。に末細きものの意がある。〔説文〕十四上に「金を鑠(と)かすなり」とあり、熱を加えてとかすことをいう。(消)と声義近く、銷夏・銷閑のようにもいう。

[訓義]
1. とかす、とける。
2. つきる、ほろびる、おとろえる。
3. そこなう、へらす。
4. 消と通用する。

[古辞書の訓]
名義抄〕銷 ケス・ワカス・チル・ヒヒル・キス・キユ・マジフ・アヤマル 〔字鏡集〕銷 トロモス・キス・マロフ・アヤマル・ツラヌク・カカル・ワク・トク・アザケル・キユ・マジフ・ケス

[語系]
銷・siは同声。鑠sjik、tziも声近く、鑠は銷鑠は〔説文〕十一上に「盡くるなり」とみえる。火にとけることを銷といい、水にきえることをという。

[熟語]
銷解銷患・銷閑銷毀銷棄・銷金銷刻・銷魂銷恨銷散銷算・銷市・銷志銷失・銷日・銷鑠銷釈・銷弱・銷暑銷售銷瘠・銷銭・銷・銷損銷沈銷殄・銷票銷氛銷亡・銷滅・銷爛銷錬・銷漏
[下接語]
影銷・火銷・玉銷・虹銷・香銷・魂銷・燭銷・廃銷・焚銷・鎔銷

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android