鋳銭監(読み)ちゅうせんかん(その他表記)Zhu-qian-jian; Chu-ch`ien-chien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鋳銭監」の意味・わかりやすい解説

鋳銭監
ちゅうせんかん
Zhu-qian-jian; Chu-ch`ien-chien

中国,貨幣鋳造を司った官庁。漢から六朝時代にかけては少府あるいは司農などが銭官を監督して造幣を行なった。唐では初め少府監が管轄したが,のちには銅産地の絳 (こう) ・揚・宣・鄂 (がく) ・蔚 (うつ) 州など数州におかれた鋳銭監を各州の官が兼領して造幣にあたった。北宋では銅銭監,鉄銭監がおかれた。明,清では首都および各省宝源局,宝泉局,鼓鋳局などが鋳銭の機関であった。

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