精選版 日本国語大辞典 「少府」の意味・読み・例文・類語
しょう‐ふ セウ‥【少府】
〘名〙
② 内蔵寮(くらりょう)の唐名。また、その職名としても用いる。
※菅家文草(900頃)二・秋夜、宿弘文院「紀司馬以二他門一去、藤少府因二入室一留」
④ 中国、唐代、県の丞尉の称。
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…中国,秦・漢における三公の下に設けられた中2000石の大臣をいう。太常(祭祀をつかさどる),光禄勲(宮内諸殿の宿衛),衛尉(宮門および禁中の警備),太僕(天子の車馬),廷尉(大理ともいう,刑獄),大鴻臚(接待),宗正(皇族の事務),大司農(国家財政),少府(帝室の私的生活)の正卿を指す。九卿は九寺の長官として清朝までその名が見えるが,魏・晋以後は宮中での上席や高禄をあらわす実権が伴わない称号と化した。…
※「少府」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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