のこぎり‐あきない‥あきなひ【鋸商】
- 〘 名詞 〙 ( のこぎりが、押すと引くとの両方で物を切るところから ) 進むにも退くにもぬけめなく商売して利を得ること。他人の間に立って、かけひきをうまくやって両方から利益を得ること。または、どっちへころんでも利益を得るように取引すること。また、その商人。のこぎり。
- [初出の実例]「さす手引手に油断なく、鋸商(ノコキリアキナイ)にして」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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