鋸商(読み)のこぎりあきない

精選版 日本国語大辞典 「鋸商」の意味・読み・例文・類語

のこぎり‐あきない‥あきなひ【鋸商】

  1. 〘 名詞 〙 ( のこぎりが、押すと引くとの両方で物を切るところから ) 進むにも退くにもぬけめなく商売して利を得ること。他人の間に立って、かけひきをうまくやって両方から利益を得ること。または、どっちへころんでも利益を得るように取引すること。また、その商人。のこぎり。
    1. [初出の実例]「さす手引手に油断なく、鋸商(ノコキリアキナイ)にして」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む