鍋取公家(読み)なべとりくげ

精選版 日本国語大辞典 「鍋取公家」の意味・読み・例文・類語

なべとり‐くげ【鍋取公家】

  1. 〘 名詞 〙 ( 老懸(おいかけ)鍋取りに似ているところから ) 老懸をつけた冠をかぶる衛府官の俗称。また、下級公家、貧乏な公家など広く公家をあざけっていう語。鍋なり公家。鍋取
    1. [初出の実例]「昔から鍋取公家とてあるほどに」(出典:咄本・醒睡笑(1628)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android