鍋野村(読み)なべのむら

日本歴史地名大系 「鍋野村」の解説

鍋野村
なべのむら

[現在地名]塩田町大字馬場下ばばした字鍋野

現塩田町の北西部山麓にある。塩田川の支流鍋野谷なべのたに川は、この村の養田水となっている。慶長絵図には「鍋野 上吉田ノ内」とある。藩政期は蓮池はすのいけ領。

村内に浄土真宗本願寺派に属する為朝山大勝だいしよう寺がある。もとは真言宗であったが、江戸時代初期に真宗に転宗したと伝えられ、慶長年間(一五九六―一六一五)に佐賀の東与賀ひがしよか(現佐賀郡東与賀町)幸徳こうとく寺から分派したと寺伝にある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android