…《骨董集》(1815)は〈古画を見るに,髭なき男子はまれなり。昔は髯うすき者は仮髯(つくりひげ)をさへしたりと聞ける〉と述べ,昔から関東では成人男子を髭男(ひげおとこ)とほめたので諸侍は髭を願い,ほお髭は鍾馗(しようき)髭として好まれたが,あご髭は天神髭(菅原道真の肖像画のような二峰の鬚)としてあまり好かれなかったという《見聞軍抄(けんもんぐんしよう)》(1614)の言を引用している。能面にもひげのあるのが少なくない。…
※「鍾馗髭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...