鎌首(読み)カマクビ

デジタル大辞泉 「鎌首」の意味・読み・例文・類語

かま‐くび【鎌首】

鎌のように湾曲した首の格好。蛇・カマキリなどが頭を持ち上げたさまにいう。「鎌首をもたげる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鎌首」の意味・読み・例文・類語

かま‐くび【鎌首】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鎌のように曲がった形の首。主に、ヘビ、カマキリなどが怒って頭をもたげたさまにいう。
    1. [初出の実例]「はやをといふ蛇あり。〈略〉かまくびをたてて、この二人のともがらにかかりて」(出典:古今著聞集(1254)二〇)
  3. 鎌や、くさり鎌で首を取ること。また、その切り取った首。
    1. [初出の実例]「なうなう、太郎はちと分別をかへて鎌首といふ事をして死ぬるが」(出典:虎寛本狂言・鎌腹(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android