鎧作(読み)よろいづくり

精選版 日本国語大辞典 「鎧作」の意味・読み・例文・類語

よろい‐づくりよろひ‥【鎧作】

  1. 〘 名詞 〙 鎧をつくること。また、それを業とする人。鎧細工。甲冑師具足師鎧師
    1. [初出の実例]「正七位上山背甲作(よろひつくり)客小友等廿一人、訴免雑戸」(出典続日本紀‐霊亀二年(716)九月癸巳)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鎧作の言及

【甲冑】より

…しかし江戸時代に入って戦乱が終息すると,形式的な踏襲が行われ,技術的には一段と緻密化するものの,実戦とはかけ離れてゆき,一方で故実の研究が盛んとなって大鎧,胴丸など復古的な模造復原が行われた。 なお甲冑の工人は,古くは甲作(よろいづくり),鎧作と呼ばれ,近世には物具細工(もののぐざいく),具足細工あるいは鎧師,具足師などと呼ばれた。彼ら工人が銘を刻み,流派を唱えるようになるのは戦国時代にいたってからで,奈良の岩井派,春日派,紀州の雑賀(さいが)派,京都の明珍派などが隆盛となった。…

※「鎧作」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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