鐘に恨みは数数ござる(読み)カネニウラミハカズカズゴザル

デジタル大辞泉 「鐘に恨みは数数ござる」の意味・読み・例文・類語

かねうらみは数数かずかずござる

長唄京鹿子娘道成寺きょうがのこむすめどうじょうじ」の一節恋慕相手、僧安珍を隠した鐘に対する清姫の恨みをいうくだりの「鐘」に「金」をかけて「金に恨みは」と語呂合わせに用い、金銭に対する恨みをいうようになった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android