鐘鋳川
かないがわ
妻科村西端で裾花川から分流し、妻科村から東流し長野村と権堂村境を東北に流れて三輪村西端から東方に流れ、
目・古野・中越などを経て上駒沢に至って浅川と合流する。これらの田用水として、広大な地域を灌漑する。鐘鋳(居)堰ともいう。
開削は慶長の末年、裾花川が流路を南方に変えて以後まもない頃と考えられ、宝暦一〇年(一七六〇)七月の権堂村明細書上帳(永井文書)に「かんねい堰用水溝通百間之所御座淵申淵御座候、慶長年築立候ニ付云」とも記している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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