長井兵助(読み)ナガイヒョウスケ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長井兵助」の解説

長井兵助 ながい-ひょうすけ

?-? 江戸時代後期の大道芸人
江戸蔵前にすみ,大道で歯磨きや陣中膏(じんちゅうこう)蟇(がま)の油をうったりした。客寄せのための居合抜きで評判をえた。子孫明治のはじめまで5代以上同じ芸をつづけたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の長井兵助の言及

【居合】より

…元禄・宝永(1688‐1711)のころ富山の反魂丹売(はんごんたんうり)の香具師(やし)松井一家が,人寄せに居合抜きを演じた。享保期(1716‐36)にはその系統から出た松井源左衛門の名が見え,また長井兵助も歯磨売の人寄せに演じて名高い。高足駄に白だすきのいで立ちで,三宝を積み重ねた上にのり,4~5尺(1.2~1.5m)の刀を抜いて見せたといわれる。…

※「長井兵助」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む