長合羽(読み)ながガッパ

精選版 日本国語大辞典 「長合羽」の意味・読み・例文・類語

なが‐ガッパ【長合羽】

〘名〙 (カッパcapa) 袖合羽うち着物下部までおおう、丈の長い合羽。
随筆・反古染(1753‐89頃)「木綿合羽元文の頃迄は、武家は紺黒の半合羽成りしが、町人は紺花色、小倉織、肥後木綿なぞの長合羽、元文の頃、武家も長合羽に成る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の長合羽の言及

【合羽】より

… 江戸中期ころから木綿が国内で生産されるようになると,富裕な町人たちが木綿合羽を着はじめた。これは小袖の上に重ね着をする袖のついた裾長のもの(長合羽)であった。つづいて元禄年間(1688‐1704)後半には紙合羽が誕生した。…

※「長合羽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android