長周期潮(読み)ちょうしゅうきちょう(その他表記)long-period constituent

海の事典 「長周期潮」の解説

長周期潮

潮汐分潮の中で、半月程度以上の周期を有するものを長周期潮と呼ぶ。その主要なものは、太陰半月周潮(Mf分潮、周期327.86時間、係数 0.078)、太陰月周潮(Mm分潮、周期661.30時間、係数0.041)、太陽半年周期(Ssa分潮、周期4382.76時間、係数0.036)と 主として気象的な原因による太陽年周潮(Sa分潮、周期8765.82時間)である。ここで係数というのは、海面凹凸が起潮力に静力学的に釣り合ったと したときの振幅(m)に対応する。 (永田

出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報

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