長島石(読み)ながしませき

最新 地学事典 「長島石」の解説

ながしませき
長島石

nagashimalite

化学組成Ba4(V3+, Ti)4Si8B2O27Cl(O, OH)2の鉱物。直方晶系,空間群Pnmm,格子定数a1.2122nm, b1.3937, c0.7116,単位格子中2分子含む。針状~板柱状結晶。暗黒緑色。半透明,ガラス光沢。劈開なし。硬度6,比重4.08。薄片では緑黄~緑褐色,多色性著しい。屈折率α1.750, β1.753, γ1.780, 2V(+)30°,光分散r>v強。Ti>V3+, Fe3+のものはチタンタラメライト(titan-taramellite),Fe3+>V3+, Tiのものはタラメライトで同構造。群馬県桐生市茂倉沢鉱山の変成マンガン鉱床中に,ばら輝石・菱マンガン鉱・ロスコー雲母・重晶石などに伴って産した(松原聰ほか,1980)。名称は日本のアマチュア鉱物家のパイオニア,長島乙吉(1890~1969)に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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