最新 地学事典 「タラメライト」の解説
タラメライト
taramellite
化学組成Ba4(Fe3+,Ti,Fe2+,Mg)4Si8B2O27Cl(O,OH)2の鉱物。直方晶系,空間群Pnmm, 格子定数a1.2150nm, b1.3946, c0.7129, 単位格子中2分子含む。繊維状~板柱状結晶。赤褐色。半透明,ガラス光沢。劈開{100}に完全。硬度5.5, 比重3.92。薄片では赤~暗褐色,屈折率α1.763, β1.770, γ1.83, 2V(+)小? Ti>Fe3+のものはチタンタラメライト(titantaramellite),V3+>Fe3+のものは長島石で同構造。イタリア,ピーモントのCandogliaで変成を受けた石灰岩中に産する。名称はイタリアの地質学者T.Taramelli(1845~1922)にちなむ。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

