長崎原爆と西部軍報道部

共同通信ニュース用語解説 「長崎原爆と西部軍報道部」の解説

長崎原爆と西部軍報道部

1945年8月9日、米軍がプルトニウム型の原爆を投下し、午前11時2分、長崎市松山町の上空約500メートルで爆発死者は同年末までに約7万4千人に上ったと推計される。旧日本軍西部軍報道部の事務所は福岡市の西日本新聞社にあり、作家火野葦平ひの・あしへい氏、岩下俊作いわした・しゅんさく氏、劉寒吉りゅう・かんきち氏ら雑誌「九州文学」の同人が多く所属。長崎への原爆投下を受け、部員だった詩人東潤ひがし・じゅん氏や写真家山端庸介やまはた・ようすけ氏らが調査のために被爆地に派遣された。報道部の関連資料は焼却されるなどし、ほとんど現存していないとされる。

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