長彦村(読み)ながひこむら

日本歴史地名大系 「長彦村」の解説

長彦村
ながひこむら

[現在地名]豊橋市嵩山すせ

赤石あかいし山脈の南側、嵩山村より山裾を回った南の村。近世を通じて吉田藩領。三河国吉田領人馬役割帳(島原市本光寺蔵)に載る慶長九年(一六〇四)の検地高は一一四石余うち重林寺領三石・大明神領三石。

鎮守は少彦名命を祀る長孫ながひこ天神社で、三河国内神名帳に「正五位下 長彦天神 坐八名郡」に該当する神社という。養老三年(七一九)創建と伝えられる。古来社殿の内陣は二社造で、左に石巻大明神、右に菜宮大明神を祀り、幟も別々に両大明神名を書いたものを使用して、長彦天神または長孫天神と書いたものはない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 鰐口

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む