日本歴史地名大系 「長良湊」の解説 長良湊ながらみなと 岐阜県:岐阜市旧方県郡・本巣郡地区長良三郷長良湊[現在地名]岐阜市長良 西鵜飼長良川北岸に位置し、南岸と結ぶ渡船場でもあった。長良三郷を控え繁栄した。南岸の中河原(なかがわら)新田村地内に長良川役所が置かれ、御用問屋は西川家などが勤めていたが、当湊もその管轄下にあった。「濃州徇行記」によれば、長良川は上福光(かみふくみつ)村までを郡上(ぐじよう)川、以下を長良川といい、川幅は上福光村地先で一一四間、うち常水時の水幅三六間。同書中福光村の項に、二四艘の舟が長良川筋を上下し伊勢桑名、大垣その他で舟稼をし、上り舟には主として灰、年貢時には米を積み下ろしたとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by