長谷川章(読み)ハセガワ アキラ

20世紀日本人名事典 「長谷川章」の解説

長谷川 章
ハセガワ アキラ

大正・昭和期の棋士 元・日本棋院理事長;囲碁名誉8段。



生年
明治33(1900)年1月6日

没年
昭和62(1987)年8月13日

出生地
東京都

主な受賞名〔年〕
勲四等旭日小綬章〔昭和48年〕,大倉賞〔昭和48年〕

経歴
大正6年初段に昇ってプロ棋士となり、昭和19年7段に。40年に65歳で引退し、名誉8段に推された。その間、大手合優勝5回、34年に第3期首相杯争奪戦で優勝した。戦後の日本棋院再建に尽力し、48年秋、勲四等旭日小綬章を受けた。50年から53年まで、棋士として2人目の日本棋院理事長を務めた。現役時代は軽妙な棋風で知られ、独特な“トーチカ戦法”を開発した。門下に中村秀仁9段。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長谷川章」の解説

長谷川章 はせがわ-あきら

1900-1987 大正-昭和時代の囲碁棋士。
明治33年1月6日生まれ。大正3年長野敬次郎に入門。6年初段。昭和8年日本棋院大手合に優勝し,5段。34年首相杯戦優勝。40年引退し,名誉8段。戦後,日本棋院の再建につくしたほか,50年日本棋院理事長となり,名人戦契約問題を収拾した。昭和62年8月13日死去。87歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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