と‐わたり【門渡】
- 〘 名詞 〙
- ① 川や海峡を渡ること。海や空の向こうへ渡ること。
- [初出の実例]「もろともにとわたりすなり郭公ゑじまへいなばなく声もせじ」(出典:頼政集(1178‐80頃)上)
- ② 漁師として、新しくやってきたこと。新参。
- [初出の実例]「新来(トワタリ)のものは汝には得使はれぬは」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉六二)
- ③ =ありのとわたり(蟻門渡)③〔書言字考節用集(1717)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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