門辺(読み)カドベ

精選版 日本国語大辞典 「門辺」の意味・読み・例文・類語

かど‐ベ【門辺】

  1. 〘 名詞 〙 門のあたり。門のそば。
    1. [初出の実例]「百官卿相雲客や〈略〉四方(よも)のかどへにむらがりて、市をなし」(出典:車屋本謡曲・西王母(室町後))
    2. 「今日は帰りもしつらんかと、門辺(カドベ)に出でては待ち暮し」(出典:人情本・恩愛二葉草(1834)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android