閑花(読み)かんか

精選版 日本国語大辞典 「閑花」の意味・読み・例文・類語

かん‐か‥クヮ【閑花】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ものしずかで、しとやかなさまに咲いた花。
    1. [初出の実例]「細柳低垂常惹恨、閑花歴乱竟無情」(出典:春台先生紫芝園稿(1752)前稿・二・寧楽懐古)
    2. [その他の文献]〔朱熹‐秋夕詩〕
  3. かんかふう(閑花風)」の略。
    1. [初出の実例]「閑花とは、閑は柔和なる感心、花は秀でたる色心なり。閑花いづれも妙果の甲乙なし。然れば、閑花風を以て、比曲とや申すべき」(出典:六義(1428))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「閑花」の読み・字形・画数・意味

【閑花】かんか

閑雅な花。

字通「閑」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android