デジタル大辞泉 「感心」の意味・読み・例文・類語 かん‐しん【感心】 [名](スル)1 りっぱな行為や、すぐれた技量に心を動かされること。心に深く感じること。感服。「うまいことを言うものだと感心する」「あまり感心できないやり方だ」2 (逆説的に用いて)あきれること。びっくりすること。「ばかさかげんに感心する」[形動][文][ナリ]りっぱであるとして褒められるべきさま。「親思いの感心な少年」[類語](1)感動・感激・感銘・感慨・感嘆・感服・感奮・感ずる/健気・神妙・奇特・殊勝・見事・立派・結構・素晴らしい・良い・素敵すてき・最高・絶妙・卓抜・秀逸・目覚ましい・輝かしい・妙たえなる・えも言われぬ・良質・上質・上等・優良・佳良・純良・良好・上上・上乗・グー・グッド・ナイス・ワンダフル・好ましい・程よい・好個・絶好・最適・じょうず・うまい・上出来・言うことなし・あっぱれ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「感心」の意味・読み・例文・類語 かん‐しん【感心】 [ 1 ] 〘 名詞 〙① すぐれたもの、人の心を打つものなどによって、心が深く動かされること。心に深く感じること。感服。肝心。〔色葉字類抄(1177‐81)〕[初出の実例]「二曲も物まねも儀理もさしてなき能の、さびさびとしたる中に、何とやらん感心のある所あり」(出典:花鏡(1424)比判之事)② ( ①の逆説的な使いかた ) つまらないこと、くだらないことに、あきれること。驚くこと。「あいつの忘れっぽいのにも感心する」[ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙① こちらが心を動かされるほど、行動、態度、状態などがりっぱだ。ほめたたえられるべきさまだ。[初出の実例]「『さのみ見る所なし。死て後見侍らば、是とても又哀にて、見る所もあるべし』と也。感心成る詞也」(出典:俳諧・三冊子(1702)わすれ水)② ( 逆説的な使い方で、少しばかにした意味で ) りっぱだ。[初出の実例]「『いや、全く姉さんはお嫁に来た時の気分だ━感心だ』と宗蔵が眼で笑ひながら」(出典:家(1910‐11)〈島崎藤村〉上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by