間々田村(読み)ままだむら

日本歴史地名大系 「間々田村」の解説

間々田村
ままだむら

[現在地名]妻沼町間々田

利根川右岸の自然堤防上に位置し、東は出来島できじま村、西は上野国新田につた前小屋まえごや(現群馬県尾島町)。利根川に渡船場がある(武蔵志)。慶長一七年(一六一二)の関東八州真言宗連判留書案(醍醐寺文書)に「武州間々田能護寺」とあるが、現在能護のうご寺は当地南隣の永井太田ながいおおたに所在する。田園簿によると高五七三石余、田方五町余・畑方八六町八反余、ほかに萱野一町二反余・柳原八町二反余があり、幕府領。天和元年(一六八一)下総古河藩領となり、貞享二年(一六八五)に上知(「堀田氏領知調帳」紀氏雑録続集)元禄郷帳・国立史料館本元禄郷帳では高六六九石余、旗本数原領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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